意外と知られていない屋形船の世界
屋形船は、明治時代以前に我が国で発達した和船の一種で、船上で食事や宴会をして楽しむ船です。
特徴として屋根と座敷が備えられています。
河川整備が進んだ江戸時代に発展し、商人や大名などに利用され、花見や花火など宴会や食事時に使われたため、当時はとても派手な装飾船であった伝わります。
そのためか、テレビの時代劇などに情報交換の場や密談の場として、登場することがあります。
テレビだけの昔の話でなく、現代でも利用が可能です。
屋形船を生業としている貸し出し所を、舟宿といいます。
利用受付はその舟宿に直接申し込んだり、ホテルでの宿泊プランやツアーなどから申し込めます。
20人前後からの団体貸し切り制が主ですが、乗り合い制度をとっている所もあり、こちらは2名から利用可能です。
その屋形船の内容は、花火や花見などの時期に回ったり、観光コースなどを回るため、2時間から3時間が一般的です。
また一般的に、お弁当やお食事などが出ます。
時にはお酒が出る場合があります。
お食事も各自プランがあり、選択可能です。
そのため最近では、誕生日や結婚記念日などで利用したり、同窓会場として利用も増えています。